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親知らずの抜歯 odontectomy

親知らずの抜歯について

歯は成長と共に決まった場所に生えてくるものですが、時期を過ぎても顎(あご)の骨の中や歯ぐきに埋まったままのことがあり、 完全に生えず(半埋伏)に中途半端な状態が長く続くために、周囲の歯肉を刺激し続け、歯肉が痛んだり、腫れたりします(智歯周囲炎)。

智歯周囲炎は数カ月から半年ぐらいの周期で再発を繰り返すことが多くなります。
伸びだして頬や歯肉を傷つけてしまいます。

このような歯を埋伏歯と言い、親知らずなどがこれに当ります。

親知らずはなぜ抜くのか?

人類の進化の過程で人は脳が大きくなり、顎が小さくなりました。
親知らずは、一番最後に生えてくるため、生える場所が残されていません。

骨の中に埋まったまま出てこなかったり、横や斜めに生えてきたりして、完全な形で生えてくる人は希です。
親知らずが生えていて問題がないケースはあまり少なく、一般には歯ブラシが届きにくく不潔になりやすいため、奥の歯ぐきが腫れたり、痛みが出たり、口が開きにくくなったりします。

親知らずが、まっすぐ生えていて相手の歯(上ならば下の歯)ときちんと噛み合わせが良く、かつご自身で歯みがきが上手に出来る方は前述のような症状が出ることはありませんが、それ以外の方は抜いた方が良いケースが多いです。
症状が今出ていなくても、いつ出てくるかわかりませんので、出来るだけ早い方が良いでしょう。

若い方が歯の骨が未完成で抜きやすい形のことが多く、また骨も柔らかく抜きやすいということ、希に放置したことにより嚢胞や腫瘍が出来てそれが顎の骨を溶かすことがあるためです。

特に女性は妊娠中に症状が出ても、薬が使いにくく、より良い治療が出来なかったりすることがありますので、気になる方は妊娠前に抜歯しておくことをお勧めします。
どんなことでもお気軽にご相談ください。

抜歯が最も確実な治療

まっすぐに生えず、腫れたり痛くなったりした親知らずは、抜歯するのが最も確実な治療法になります。
親知らずは一度抜けば、その後一生トラブルに悩まされる心配はなくなるからです。

抜歯を少しでも先送りしたい場合、予防的ブラッシングのほかには、親知らず周囲の歯茎の修正や、歯と歯茎の隙間部分の洗浄などを行なうなどの対処法が一般的です。

親知らずの障害10項目

磨き残しによる歯槽膿漏

上の歯も下の歯も親知らずが半分しか頭を出さずにその周りに磨き残しがある場合や、親知らずに歯肉がかぶさり、ブラッシングが思うようにできない場合、虫歯と歯槽膿漏になる可能性が高くなります。

親知らずの虫歯が転移する

親知らずが虫歯になるとその手前の虫歯になる可能性があります。一番奥にある親知らずはよく磨けず、虫歯になることが多いです。
早く抜いて、前の歯が虫歯にならない様にしましょう。

顎の関節痛になる事も

上顎と下顎の噛み合わせる歯がどちらかにない時は歯がだんだん伸びてきて、顎の運動を邪魔して関節が痛くなる事があります。

顎が小さく変なところから生えてくる

顎が小さくて、生える場所がないために変な場所から生えたり、骨の中に潜って頭を出さず炎症をおこします。
ひどい場合には親知らずが横(水平)に生えてくる事もあります。

口臭の原因になります

ブラッシングが難しく、たくさんの磨き残しがあるため虫歯になったり、汚れがたまり腫れ上がったり、いつも汚れていて口臭の原因となります。

親知らずが歯肉を噛んでしまう

上の親知らずが下の親知らずを噛んで、炎症や腫れの原因になっている場合はいたんでいる下より上の親知らずを抜く事があります。

歯並びが悪くなります

親知らずが手前の歯を押す事によって歯並びを悪くします。

歯の根が溶けてしまう

手前の歯の根の所を押す場合、押された歯の根は溶けてしまいます。

歯槽膿漏により骨が溶けてしまう

親知らずの歯磨きが不十分で歯槽膿漏になったら骨が溶け、手前の歯の根の周りの骨も溶けます。

顎の骨折が予想されます

親知らずが深いところまで根が張っている場合、何らかの外力がそこに加わると、最悪顎が骨折する事があります。

親知らずの抜歯のリスク

抜歯後の腫れ

抜歯後に起こる一般的な反応として、腫れることがあります。個人差がありますが、2日~2週間程度腫れることもあります。

ドライソケット

抜歯後、傷口がなかなか塞がらずに痛みが長引くことがあります。
これは骨密度や場所の影響で、歯茎に覆われるはずの抜歯後の穴が塞がらずに、骨の一部が露出した状態が長引いてしまうことがあるためです。

簡単に抜けない場合もあります

親知らずは骨の中にもぐりこんでいたり、口の中の奥にあるために、器具が入りづらく、一般的な歯よりも抜きづらいため、時間がかかったり一回で抜くことが出来ない場合があります。

上顎洞の感染

上の親知らずを抜いた後で、鼻とつながりのある上顎洞と呼ばれる空間が口の中とも繋がり感染を起こすことがあります。

顎周辺の麻痺

下の顎の骨の中に親知らずが潜り込んでいるような親知らずは、すぐそばを走る神経に接触している場合があります。
このため親知らずをを抜いた後で、唇などにしびれた感じが残ることもあります。
この場合、短期間で元に戻ることもあれば、長期間経過観察となることもあります。

抜歯前の注意点

抜歯の前日は、充分に睡眠をとって体を休めてください。
下記の項目に該当する人は事前にご相談ください。

  • 妊娠中、授乳中、また、現在生理中の人
  • 薬、麻酔注射等にアレルギーのある人
  • 現在、病気(高血圧・糖尿病・心疾患等)にかかっている人、 または、通院中の人・現在、何か薬を飲んでいる方
  • 次の日に重要な予定がある人
  • 以前、抜歯の前後に、気分が悪くなったり、何か変わった事があった人

抜歯後の注意点

抜歯をした日は安静に

歯を抜くと出血します。
かさぶたの状態になるまでは、出血しやすいため、アルコールや運動、長時間入浴などの血行が良くなるようなことをしてはいけません。
もし抜いた穴から血がだらだら出てくるようならば、清潔なガーゼやティシュなどを大きく丸めて穴の上に置き、しっかり咬んで圧迫して出血を止めます。
ガーゼ全体が真っ赤にならなければ止血は完了です。
抜歯当日は少量の血がつく程度は正常です。

抜いた穴の内部は触らない

絶対にしてはいけないことは、口の中で水をころがし、抜いた穴の中のゼリー状のもの(これが「かさぶた」)を洗い流してしまうことです。
「かさぶた」を汚いと思って剥がすと、いつまでたっても治りません。
傷口が細菌に感染することもあります。

腫れた時には軽く冷やす

下の親知らずを抜いた時に起こりやすいのが「抜いた後の腫れ」です。
こんな時は、軽く冷やしてやると腫れる度合いを少しは減らすことが出来ます。
抜いたあたりのほほの外側から冷却ジェルシートなどを貼り付けても効果があります。

1週間以上痛みが続くときは注意

かさぶたが綺麗に出来なかったり。 剥がれたりした場合は、抜いた穴がなかなか塞がらず、骨の一部分が外から見えてしまっていることもあります。
(ドライソケット)抗生物質などの薬剤を抜いた穴の中に入れたり、再び麻酔をしてから穴の中をきれいにするなどの治療を行ないます。

「ドライソケット」がひどい場合には、歯を抜いた後、1ヶ月以上も痛くなる場合もあります。
完全に予防することは難しいので、抜いた後にズキズキ痛みが続いていたら、まずは病院で診せるようにしましょう。

一般に親知らずの抜歯後は、完全に落ち着くまでに1ヶ月程度、抜歯後の穴が塞がるまでに3~6ヶ月程度掛かることもよくあります。

親知らずの抜歯手術時間

手術時間

基本的な抜歯操作は15~30分ですが、消毒や麻酔、さらに止血の確認、余裕を含め約1時間は必要です。
親知らずの生え方によっては数分で抜歯できるものから、1時間以上かかるものもあります。

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